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Posted by たまりば運営事務局 at

2014年09月27日

調布ジュニア映画塾 第5期完成作品上映会 開催

9月14日(日)、調布市文化会館たづくり8階映像シアターで、「調布ジュニア映画塾 第5期完成作品上映会」が開かれました。

完成作品に感動




<作品上映>
上映作品は、「3150年の会議」と「恐怖の森」2作品。音楽も入った完成版は、それぞれ10分程の短編映画に仕上がりました。
塾生たちは、自分たちが出演し撮影したものがまとまった本格的な映画となったのを見て、改めて映画を作る楽しさを実感できたのではと思います。
そのあと、塾生たちの映画制作の様子を記録した「メイキング」(約40分)が上映されました。

<塾生の紹介>
塾生たちが自己紹介と感想をひとこと述べました。
ほとんどの塾生が初めての映画制作体験でしたが、監督、役者、裏方それぞれの役割を楽しみながら協力して映画作りができたようです。



<皆さんからコメント>
直接ご指導してくださった講師の方たちを始め、ご協力いただいた市の方々、保護者の皆さんからもご感想をいただきました。
中学生がこのような本格的な映画作りができることに、皆さん驚かれたようです。

どのように映画ができあがったかが「メイキング」によってわかったところで、改めて作品を見てみたいという声があったので、最後にもう一度2作品を上映しました。

塾生たちには、この貴重な体験をこれからに活かしていってほしいと思います。



<終了して>(事務局長 宇根)
今回は、調布中、神代中、三中、四中、五中、七中、にしみたか学園三鷹二中の7校から、男子8名、女子9名の17名が参加しました。公立中学校だけでなく、学校以外の施設やブログを通して募集をした結果、多くの参加者を得ることができました。
学校や学年の異なる中学生たちが、目を輝かせひとつの目標に向かって真剣に取り組んでいる様子が印象に残りました。
企業見学では、どんな時代の小道具も即座に揃えられ、提供できる高津装飾美術、フィルムからデジタルへの最新最高の技術・機器を駆使し、大切なフィルムの保存と修復なども行っている東京現像所を訪れ、映画という華やかな表舞台の陰に、裏方の仕事の存在とその大切さを学びました。
2回目参加者5名やスタッフとして塾OB・OGの参加があり、先輩後輩の縦の繋がりも出来、夏休み中の子どもたちにとって、学校では得られない貴重な体験ができたことと思います。
  

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 10:43Comments(0)2014年度映画塾

    2014年09月10日

    調布ジュニア映画塾 第5期完成作品上映会のお知らせ

    お待たせしました完成作品上映

    プロの映画制作者の指導を受けて、夏休みの9日間で短編映画を完成させました。
    中学生たちが熱心に取り組み、楽しんで作り上げた作品をどうぞご覧ください。



    <上映作品>
    「3150年の会議」
    あらすじ: 大地を汚し自分のことしか考えない人類を滅亡させるかどうかの会議が始まり、多数決で滅亡することに決まってしまった。人間代表の私の力不足のせいで人類が滅亡する・・・。
    「恐怖の森」
    あらすじ: ホラー好きの女の子が一人で心霊スポット恐怖の森へ出かける。恐怖のあまり引き返す途中で転んでしまう。そこに謎の多い少年が現れる・・・。

    日時:2014年9月14日(日)10:00~12:00
    場所:調布市文化会館たづくり 8階映像シアター
    入場無料(先着100名)

    制作過程の全てを記録した「メイキング」も同時上映いたします。
    中学生たちが映画制作に取り組む様子をご覧ください。


    調布ジュニア映画塾について

    <ワークショップのねらい>
    このワークショップは、プロの映画監督や技術者の指導のもと、作文・脚本から編集までの映画制作の全てを体験するものです。監督、カメラ、マイク、撮影(ロケ)、俳優、録音、編集をみんなで代わるがわる体験し、協力して完成させます。映画作りの中で創造力や表現力を養うと共に、仲間と協力し知恵を出し合って自分たちの作品を作り上げる達成感を味わうことができます。コミュニケーションや協調精神の大切さも学ぶことができます。成長過程にある子どもたちの社会人になるためのトレーニングとなり、自立精神を養うのに役立ちます。調布市が進めている「映画のまち調布」にふさわしい事業の一つとして考えております。

    <体験内容>
    1日目(7/23) ワークショップの説明と映画作り工程の説明 物語の構成の仕方 カメラ・マイクの取り扱い方法
    2日目(7/30) 脚本の書き方の説明 各自の作文の発表 各自脚本の作成
    3日目(8/ 3) 脚本を完成させて提出
    4日目(8/ 6) 各自脚本の発表 映画化する脚本決定 キャスト・スタッフ決定 演技指導 撮影テスト ロケ計画
    5日目(8/10) 【3150年の会議】組 撮影 【恐怖の森】組 小道具作成 演技リハーサル
    6日目(8/13) 撮影 午前:東京都立調布特別支援学校 午後:【3150の会議】組 民家 【恐怖の森】組 カニ山
    7日目(8/16) 編集 ラッシュ試写 編集の仕方の説明 各自編集 
    8日目(8/19) 企業見学(高津装飾美術、東京現像所)
    9日目(8/20) 本編の編集 試写
      

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 11:37Comments(0)2014年度映画塾

    2014年09月02日

    調布ジュニア映画塾 第5期8日目

    第5回調布ジュニア映画塾、第8日目。この日はちょっと趣向を変えて、調布にある映画関連会社2社を見学した。


    調布で見つけた、映画作りを支える2つの会社


    家具でも衣装でも、ナイものがナイ

     午前10時。この日参加した13名の塾生が最初に向かったのは、集合場所の京王線国領駅から徒歩圏にある「高津装飾」。映画やテレビなどの撮影で使われるさまざまな小道具をレンタルする会社で、日本映画誕生以来、映画産業の装飾分野を担い、時代劇から現代劇、さらにはSFモノまで、あらゆる作品の小道具を一手に引き受けてきている。総務の妻井さんと三輪さんの案内で倉庫を回る。全員ヘルメット着用で、いざ出発!

     倉庫内の商品に触ってもイイけど、基本的に写真撮影は禁止だ。空調は効いていない。暑い。椅子、テーブル、食器棚、家具など、小道具ごとに新しいモノから古いモノまで、あるは、あるは…総数何十万点に及ぶ。壁と床以外はすべて借りられる。いまは山梨県大月にも倉庫を持っているという。ここに来れば、ナイものがナイ!移動した倉庫先のワンフロアには、時代劇用の甲冑(かっちゅう)も揃っていた。雑兵の衣装一つとっても2千人分あるというからスゴイ。要望に応じて、色を塗ったり、修理したりもお手のもの。従業員の皆さんが器用な手さばきで作業していました。







     実際に兜(かぶと)や鎧(よろい)をつけてみる。スナイドル銃を手にとってみる。ズシリと重い。本物だ。みんなも知っているテレビの時代劇で使われる衣装や小道具も、みんなここでレンタルしているにちがいない。ところで、大道具と小道具の違いって分かるかな?カンタンに言えば、壁なのか家具なのかの違いだね。







    キレイな映像は、ここから生まれる

     昼食後は、マイクロバスで電気通信大学の裏手にある「東京現像所」へ移動。来年創業60年を迎えるこの会社は、その名の通りフィルムを現像する会社だ。現像と言えば水がつきもの。そこで、良質で豊富な地下水脈を持つ多摩川流域のこの地に会社を設立したという。しかし今では、現像したフィルムを映画館に持ち込んでも、上映できない。すべてデータに置きかえて、プロジェクターで再生する仕組みなのだ。

     ここでは、映像部の西野さんと長(おさ)さんから説明を受ける。最初に案内されたのは、フィルムの映像・焼付け現場。全員スリッパに履き替える。フィルムはホコリやヨゴレを嫌うから、土足厳禁なのだ。補正した色調をテープで読み取り、そのデータを焼き付ける作業が職人さんによって黙々と行われていた。







     一方、デジタル加工をするためのテレシネルームでは、映写機とビデオカメラが一緒になったような巨大なテレシネ機を実際に見せてくれ。性能が高い分、価格も1億円以上する高価な機械だ。またレストアルームと呼ばれる作業場では、付着した汚れをひとコマひとコマ消す作業が行われていた。とても大切な仕事だが、1440枚処理してはじめて1分の映像ができるというから、気の遠くなるような作業だ。

     この後も、映画フィルム専用のスキャナーやスクリーンのある編集室など、さまざまな工程を処理する部屋に案内され、最後に最終検定をする第2試写室で、最新のニュースを見せてもらう。普段見ることのできない作業室を見学できたうえ、お土産としてフィルムで作られたしおりまでいただき、ラッキー!







     両社とも、映画産業を支える重要な会社。調布はやはり「映画のまち」だったことを実感した一日だった。今度映画を見るときは、タイトルのエンドロールに表示される「高津装飾」と「東京現像所」に要注目!

    (写真・文:ライター井上資巳)  

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 17:29Comments(0)2014年度映画塾

    2014年08月28日

    調布ジュニア映画塾 第5期9日目

    楽しかったワークショップも今日でおしまい・・・

    編集2日目。ワークショップ最終日です。
    京王線が事故で一時ストップして影響を受けた塾生もいたため、1時間近く遅れてのスタートとなりました。

    作業を始める前に、スタッフから撮影済み映像の一部の取り扱いについて説明がありました。
    「恐怖の森」で、現場での演出で付け加えられたカットが、中学生が作る映画としてふさわしくないとの判断となり、その部分は使わずに編集をすることになりました。

    前回の続きの編集作業。もうすっかり慣れて、カット割りしたシーンのつながりで、ある程度まとまった映像を作ることができました。



    最後にみんなで出来上がりを見ました。



    最終版は、夏目監督がまとめてくれます。

    7月23日から始まった映画作りのワークショップも、今日8月20日で終了。
    みんな楽しく映画作りを体験できたかな?

    完成作品の上映会は9月14日。
    調布市文化会館たづくり8階にある「映像シアター」の大スクリーンでの上映です。
    どのような作品に仕上がってくるか、楽しみですね!

      

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 15:48Comments(0)2014年度映画塾

    2014年08月19日

    調布ジュニア映画塾 第5期7日目

    パソコンを使って編集だ



    編集1日目。今日から、国領の「調布市市民プラザあくろす」2階会議室1に移っての作業です。

    編集作業に取り掛かる前に、まず「ラッシュ試写」をします。
    「ラッシュ試写」とは、撮影が終わったままの状態の素材映像の内容をチェックする作業のことです。
    自分たちが撮影した映像を、真剣なまなざしで見つめます。





    すべての映像をチェックするので、2時間ほどかかりました。
    NG映像も多々あり、その都度大爆笑。

    夏目監督から「カット割り」の説明がありました。
    シーンをカットで表現することを「カット割り」と言います。
    ひとつのシーンを撮影するのに、ズームを変えたり、カメラの位置を変えたり、一部分だけを撮ったり、何回かカメラを回しました。それらのカットをどのような順番でつなげていくかで、そのシーンの印象が変わってきます。



    みんなと一緒に食べる楽しいランチタイムも、あと2回・・・



    午後からは、3台のパソコンを使って、グループに分かれて実際に編集作業に挑戦しました。






    ちょっと複雑そうで最初は戸惑っていましたが、すぐに慣れてどんどん自分たちで進めていきました。
    さすが、今の子どもたちはパソコンに強い!  

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 17:21Comments(0)2014年度映画塾

    2014年08月15日

    調布ジュニア映画塾 第5期6日目

    第5回調布ジュニア映画塾、第6日目。この日は場所を調布市文化会館たづくりから東京都立調布特別支援学校へ移して、お昼まで教室シーンの撮影だ。




    撮影はいよいよクライマックスへ


    いつもの制服姿でも、ちょっと緊張
     午前9時、塾生もスタッフも持参してきた上履きに履き替え校内へ。夏休み中とあって校内は静まり返っている。まずは「3150年の会議」チームの撮影だ。制服姿に着替えた出演者が席に着いて、教室での撮影が始まる。この日の監督は藤岡君。去年から2年続けて参加しているだけあって、演出もテキパキとこなす。カメラを担当する棚木君とのコンビも慣れてきたようで、さまざまなアングルからのカットを次々と撮り終える。




     一方「恐怖の森」チームは、この日が初めての撮影。監督は新行内さんと阿部さん、カメラは新井さんと馬場さんがシーンごとに担当する。最初は遠慮気味だった各スタッフも、慣れるにつれて連携も取れ、教室と女子トイレの2つのシーンをスムーズに撮り終える。撮影が順調に進んだおかげで、1時間早くランチタイム。そのぶん、午後の撮影にも少しは余裕ができるか…?




     12時10分、お世話になった調布特別支援学校を後に、撮影隊は二手に分かれ移動。




    「キャーッ!」緑のなかでの迫真の演技

     「恐怖の森」チームが撮影舞台として選んだ「かに山」は、深大寺にほど近いこんもりとした木々に覆われた森だ。深い森は撮影にピッタリだが、イイことばかりではない。緑が多いぶん、蚊も多い。そのため、虫除けスプレーや蚊取り線香は欠かせない。また全12シーン中、まだ10シーンも残っている。かなりの強行スケジュールだ。登場人物は、脚本を書き、主人公役を演じる安達さんとその相手役の進士君だけ。二人はヤブ蚊にも、蒸し暑さにもめげず、演技に没頭する。走ったり、気絶して倒れ込んだり…その迫真の演技に、スタッフ一同、息をのむ。




     撮影中に、ケーブルテレビJ:COMさんが撮影に訪れ、塾生の何人かに取材をしていた。調布の花火中継の番組で紹介されるというから、みんな check it out! だぜ。



    山を登り、山を下り、全10シーンすべてを撮り終えたのは、日も沈み辺りが真っ暗になる直前の午後6時45分だった。




    主演の二人はもちろん、さまざまな演出をした監督も、フレームづくりに精を出したカメラマンも、カチンコ担当も音声担当も、みんなのチカラが一つになった日。後は編集を残すのみ。頑張ろうぜ!

    (写真・文:ライター井上資巳)


    「本番です!」撮影現場の緊張が楽しい
     「3150年の会議」チームは家庭のシーンを撮るため、とある住宅に移動しました。撮影も2日目となると非常にスムーズに進み、俳優、カメラ、音声、照明、カチンコ、監督など、それぞれの役割を楽しんでいました。


     
     今回は小道具に食べ物が登場!ご飯や玉子焼きを用意して、シーンが終わった後にみんなで食べました。お昼を食べたあとでも食べられるなんて、さすが食べ盛りですね!



     アイスキャンディーの差し入れにはしゃぐ撮影現場!いろんな方に支えて頂いて作品は作られています。ありがとうございます!



     監督とカメラマンで相談してシーンごとの構図を決めます。今回はより広く撮影するためにレンズ交換にも挑戦しました!



     そっと見守るジュニア映画塾のOB、OGたちもなくてはならない存在です。休憩中のちょっとした会話で塾生が励まされたり、好きな映画の話をしてお互いにいい刺激をになっています!



     最後のシーンの撮影が終了し、「クランクアップでーす!」という声とともに拍手が起こりました。お疲れ様でした!薄暗い部屋での会議シーン、教室のシーンと部屋のシーンがどのようなSF作品に仕上がるか、次回の編集作業が非常に楽しみです!

      

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 22:03Comments(0)2014年度映画塾

    2014年08月12日

    調布ジュニア映画塾 第5期5日目

    第5回調布ジュニア映画塾、第5日目。何十年に一度の強力台風が近づいているせいか、朝から激しい雨と風。そんな悪天候の中、15名もの塾生が調布市文化会館たづくりに集まり、映画撮影がいよいよスタート…


    ヨーイ、スタート!


    いよいよ撮影開始
     前回のワークショップで映画化が決定した「3150年の会議」と「恐怖の森」。それぞれの完成シナリオを受け取った塾生たちは、夏目組と福谷組に分かれて準備作業に入る。



     「3150年の会議」チームは会議室に見たてた研修室で、会議室シーンの撮影準備に取り掛かる。自らの脚本を撮影する内田君が夏目監督から、カメラの基本をセットの仕方から順を追って教えてもらう。その間、今日の監督である棚木君とカチンコ担当の藤岡君が、主人公の西川さんの衣装選びにあたる。どの映画でもスタイリストという専門スタッフが付くほど衣装選びは大切だから、これも一つの仕事だよね。最初のシーンは上がピンクで下は黒の衣装に決定。映画製作現場らしい空気が漂ってきたぞ。






     登場人物(?)がそれぞれの席に着き、何度かのカメラテストが行われた後、部屋の明かりが消され、照明が点灯する。カメラが回る。「シーン2、カット1、テイク1」、カチンコの合図と小気味好い音が反響し、「ヨーイ、スタート!」。映画塾OBの吉野君は重くて熱い照明機材を肩まで持ち上げ、汗をかきかきお手伝い。みんな自分の持ち場に専念。未来の撮影現場にいるような錯覚におちいる。



    演技にも熱を帯びる
     一方、屋外シーンが多い「恐怖の森」チームは、あいにくの天候のため、みんなの広場に移動し小道具の製作に入る。恐怖のスポットをカメラに収めるため、骸骨、骨の破片、卒塔婆などの製作が着々と進められる。絵の具や筆、さらには血糊まで用意して、オドロオドロしく作るのだ。みんな器用だね。



     午後になっても、雨脚は弱くならない。天候が持ち直せば、ロケハンを計画していた「恐怖の森」チームは、場所を変えて台本の読み合わせをすることに決定する。森に迷い込むヒロインを演じる安達さんと彼女に声をかける進士君が、何度か読み合わせをするうちに、スタッフや共演者からも意見が出て、少しずつ会話に変更が加えられる。実際に演技も入れてみようということになり、本番さながらの稽古がはじまった。俳優の福谷さん率いるチームだけに、演技指導には熱が入る。塾生が見守る中、プロの役者である吉原さんにも手本を演じてもらい、気分はすっかり映画スタジオだ。



     こうして「3150年の会議」は夢の中の会議室シーンをすべて撮影終了。「恐怖の森」チームも本番に向け準備万端。最後に全員が集まり、撮影2日目、8月13日の確認をして解散した。一度ロケ現場を見ておきたい「恐怖の森」チームのスタッフは、その後、今江さんの運転で急遽「かに山」に向かった…


    (写真・文:ライター井上資巳)  

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 22:15Comments(0)2014年度映画塾

    2014年08月08日

    調布ジュニア映画塾 第5期4日目

    第5回調布ジュニア映画塾、第4日目。この日も酷暑のなか、14名の塾生が集まった。いよいよ映画化する脚本を決定する日だけに、みんなソワソワ…


    映画化される脚本は、どれかな?




    それぞれ5分間、自分なりのプレゼンテーション
     この日は、まずテーブルに置かれた17本の脚本をピックアップ。前日、5名の映画塾スタッフが数時間かけて印刷したものだ。こうした多くの人のサポートのおかげでワークショップがスムーズに進行できることを感謝したい。印刷された手書きの脚本はA4用紙で3枚~5枚が多いのだが、16枚に及ぶものもあった。
     そしていよいよプレゼンテーションだ。プレゼンテーションというのは自分の作品をアピールする絶好の機会だけに大事。しゃべり方や態度ひとつで、見ている人がその脚本を好きにも嫌いにもなってしまう。こうしてみんなが見つめる中、新井さんの「線香花火」から小谷さんの「最高の友達」まで、一人約5分間のプレゼンテーションがスタートした。









     友情、恋愛、アクション、ホラーのほか、どのジャンルにも属さない脚本もある。熱のこもったプレゼンテーションに、夏目監督以下聞いていたスタッフ一堂、驚いたり、感心したり。塾生も真剣に人の話を聞き、気持ちも高ぶっているのが伝わる。午前の部は、これにて終了。あとは、塾生、スタッフに配られた2枚の投票用紙に、自分が気に入った脚本を記入することになる。


    映画化される2本の脚本が決定
     昼休みをはさみ、午後からは、それぞれの脚本について講師のみなさんからの寸評が行われた。「設定がイイ」「会話がイキイキしている」「大人には書けそうにない、掛け合いのテンポがいい」「展開が読めないぶん面白い」「起承転結がしっかりしている」などなど。他の人の意見を聞くのも大事、次の脚本作りに活かしてほしいものだ。

     そしていよいよ投票結果…



     塾生、スタッフそれぞれの上位3作品が発表された。ちなみに塾生の中での1位は「田中直樹」、スタッフの中では「3150年の会議」であった。ただこの塾は、撮影を2日間で済ませ、その後も作業がぎっしり詰まっていることを考えると、映画化できる作品は限られてしまう。そこでスタッフによるミーティングの結果、今年映画化する脚本は、自然環境や食物連鎖などを盛り込み、現代社会に警鐘を鳴らす「3150年の会議」と、かつての飛行機事故から着想を得た怪奇ロマン「恐怖の森」の2本に決定した。


    スタッフ、キャストも決まり、準備着々
     さあ、次へ進もう!スタッフやキャストを決めなければ…。「3150年の会議」の原作者である内田君は意外にも監督でなくカメラマンを希望。また「恐怖の森」の原作者安達さんはヒロインを希望したため、監督は希望者を募って決められた。助監督や音声など他のスタッフやキャストも次々と決まる。これで、ひと安心?いやいや時間はないのだ。次なる作業はロケ場所の設定や小道具の準備作業。ロケ場所はサポートしてくれる映画塾スタッフのみなさんが、撮影許可を得るためあちこちへ電話をしてくれる。その間、塾生たちは、夏目監督が指揮する「3150年の会議」チームと、俳優の福谷さん指揮する「恐怖の森」チームの2班に分かれて、詰めの作業に入る。




     「3150年の会議」では人間以外も登場する。このため、小道具の調達が必要とあって、チーム揃って駅近くの100円ショップへ。「恐怖の森」チームは小道具を手作りするため、ワークショップ終了後ホームセンターへの買出しも検討しているようだ。そうこうするうちに、時計は午後3時を回る。残り時間を利用して始まった読み合わせ、慣れてくるほど、ガゼン熱気を帯び、みんなのヤル気が充満する。




     さあ、あとは8月10日(日)、8月13日(水)の撮影日を待つだけ


    (写真・文:ライター井上資巳)  

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 23:29Comments(0)2014年度映画塾

    2014年08月05日

    調布ジュニア映画塾 第5期3日目

    オリジナル脚本完成

    脚本作り2日目。今日は一日、真っ白な紙に登場人物の台詞を埋めていく作業でした。
    自分で考えた物語を、シーンごとに場景を思い浮かべながら台詞とト書きで表現する・・・
    塾生のほとんどが「脚本」は見るのも初めて。なんとかオリジナル脚本を作り上げました。

    塾生の努力もさることながら、映画制作に携わっている講師の方々の助けも大きかったのでは。
    一人ひとりの原稿を丁寧に見て適確なアドバイスをくださいました。

    夏目監督


    福谷さん(俳優、映画制作もしています)


    吉原さん(俳優)


    深澤さん(俳優)


    深澤さん(脚本家)


    「調布ジュニア映画塾」卒業生も、実際に脚本を作った経験から高校生なりのアドバイスをしてくれました。





    今日出席した15名全員が完成脚本を提出できました。
    枚数は少ない人で3~4枚、一番多い人は16枚。平均7枚ぐらいです。
    余裕がある人は「絵コンテ」作りにも挑戦。





    指導してくださった講師の方々の感想は・・・
    ・脚本作りにしっかり積極的に取り組んでいました。
    ・独創的な発想が楽しいです。
    ・凝った考えのものがあってびっくりです。
    ・脚本は何度も読んで直していくことが大切。
     それがもっとできれば、さらに良いものになっていくでしょう。

    次回は、完成した脚本を一人ひとりが発表します。
    どんな脚本ができあがったのか楽しみです  

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 16:41Comments(0)2014年度映画塾

    2014年08月02日

    調布ジュニア映画塾 第5期2日目

    第5回調布ジュニア映画塾、第2日目。塾生17名中、病気と学校の都合で3名が欠席。この日出席した塾生からは前回の課題であったプロット(あらすじ)が提出された。


    みんながシナリオライターになる日


    柱とト書きと台詞の関係
     みんなが書いてきたプロットを印刷している間を活用して、夏目監督より脚本(シナリオ)の書き方についての解説からはじまった。シーンを表す「柱(はしら)」、状況を説明する「ト書き(とがき)、役者が話す「台詞(せりふ)」、これらをどのように書くかホワイトボードを使いながらの解説だ。「柱」をどのように展開していくか?「ト書き」はどこまで書くか?あまり登場人物の心情を書きこまず、台詞で表現するとか、書き上げたプロットを起承転結に分けて、それからシナリオにしてみるなど、脚本を作るうえでのコツやヒントをアドバイスする。



     覚えることがいっぱいあるけど、大事なのは演出する監督や演技する役者に脚本家(シナリオライター)の意図を分かってもらうこと。脚本は映画製作の基本だけに、自分のやりたいことをハッキリさせることが重要だ。

    塾生によるユニークなストーリー
     脚本の書き方をさらに具体的にするため、昨年の映画塾で製作した「俺は宇宙人」の1シーンを取り上げて、書かれた脚本がどんな映像になったか出来上がったDVDをチェックする。塾生のみんな、理解できたかな?
     ここまで解説が進んだところで、提出されたプロットを印刷した用紙が全員に配布された。今度は塾生一人ひとりが自分のプロットをみんなの前で発表する番だ。友情モノ、ホラー、ハードボイルド、千年後の世界を書いた未来モノなど…笑いあり、涙あり、どんでん返しありとどれもバラエティに富んでいる。中学生ならではの瑞々しい感性には、スタッフも感心することしきり。役者の吉原さんは「どの子もアイデアが斬新で、すごく面白いと思います」。ひょっとすると、みんなスゴイ才能の持ち主なのかもしれない。



    プロットから脚本への本格作業、はじまる。
     午後からはいよいよプロットを脚本にするための実作業に入る。まず「タイトル」と「登場人物」。そして「柱」「ト書き」「台詞」へ。映画関連スタッフの役者さんや映画塾卒業生スタッフらが塾生一人ひとりの相談にのる。





     A4用紙1枚の脚本が映像では通常1-2分になる。1枚、2枚…書いては消し、消しては書く。平均すると4-5枚程度にまとめる塾生が多いようだが、中には10枚を超える勢いの塾生も。10枚といえば15分近い大作だ。静かな教室ではペンを運ぶ筆音が響く。真剣な想いで用紙に向かう塾生たち。短い休憩を入れてアッという間の3時間。夢中で書いていると時間がたつのも早いよね。この作業は次回の8月3日も続き、その授業で完成させ提出となる。ここまでの作業を持って帰り、家でも書き直す塾生がほとんどのようだ。塾生のみんな、あとひと息、頑張ろう!






    脚本を書く上での注意事項や、今年の塾生の印象を、実際に映画俳優として活躍しているスタッフに聞いてみた。
    「脚本作りは直すコトが大事。5回は読み返そう。恥ずかしいかもしれないけど、家の人にも見てもらい意見を聞くのもいいですね」(深澤さん)
    「今年の塾生はガチで真剣。期待してます。ハリウッド映画でもシナリオは何回も書き直す。一発で完成させなんて思わなくてもいいよね」(福谷さん)


    (写真・文:ライター井上資巳)  

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 15:08Comments(0)2014年度映画塾

    2014年07月29日

    調布ジュニア映画塾 第5期1日目

    2014年7月23日。「第5回調布ジュニア映画塾」が調布市文化会館たづくり9階の研修室にて始まった。今年の塾生は、女子8名、男子9名、合計17名と過去最多。彼らをサポートするスタッフも15名が集合した。




    キミは、何を書きたいのか? 何になりたいのか?


    映画が好きで集まった17名の塾生
     午前9時。映画塾の宇根事務局長の挨拶があり、いよいよ1日目がスタートだ!今年も指導してくださる夏目監督から今日の予定が発表された後、まずはお互いを知るため自己紹介からはじまった。うーん、少し緊張してる塾生もいるみたいだ。



     相手の顔が見えるようにレイアウトされたテーブルを前に、1年生8名、2年生7名、3年生2名が自分の好きな映画について発表する。ジブリ映画やディズニー映画…などなど。映画作りではどんなポジションに就きたいか?役者志望や裏方志望など多彩だが、さまざまなポジションを体験することで、きっと興味も変わってくるに違いない。

    ドラマを作るうえで重要なコト
     夏目監督から、映画作りの流れ《原作→脚本→撮影計画→本撮影→編集→完成》についての概要説明があった後、「魔女の宅急便」を教材にドラマの作り方へと話は進んだ。いいドラマを作るには、ストーリーの《起・承・転・結》が重要なことを学ぶ。



     また監督から塾生に対して、どんなドラマを作りたいか、一人ひとりにプロット(あらすじ)を尋ねる。中にはもう骨子ができている塾生もいてヤル気を感じさせる。その後、昨年の第4回映画塾で製作した2本の短編映画「俺は宇宙人」「トラブル」を試写、さらにはそのメイキングフィルムをみんなで鑑賞し、午前の部が終了した。

    撮影用機材を操作する楽しみ
     昼休みの後は機材の説明があり、さっそく塾生は実際にカメラやマイクを手に取り操作を体験した。次に映画「トラブル」のシナリオの一場面(主人公が友人の目の前に突然現れ、驚かせるシーン)を、監督、助手、カメラマン、音声、俳優のパートにそれぞれが就いて再演した。カメラを回す人、マイクを持つ人、シーンNOを書いたカチンコを鳴らす人、スタートの声をかける人、役を演じる人…、これらのポジションを持ち回りで体験することで、何となく各々の適性が分かってくるし、相手の気持ちも理解できてくるようだ。





     何度も演じるうちに、すっかり役になりきる塾生もいて、近い将来スクリーンを飾る役者になってくれたらと期待を抱かせる。役者の福谷さんによる「役者とは?」と題した演技論もあり初日から熱い。塾生もみな真剣そのものだ。3時からはプロットを書くための用紙(練習用・本番用)が配布され、プロットを書く練習に励む。提出日は1週間後の7月30日(水)。17名による17通りのストーリーが待ち遠しい。


    (写真・文:ライター井上資巳)  

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 18:50Comments(0)2014年度映画塾

    2014年05月30日

    第5期生募集

    早いもので、今年で5回目の開催となります。
    2014年度の調布ジュニア映画塾が、いよいよ始動します。
    年々、参加する中学生も増えてきています。
    ぜひ、あなたも参加してみませんか。


    調布ジュニア映画塾は、プロの映画監督や技術者の指導を受けながら、プロットを立てて脚本を書くところからはじめ、撮影計画を立て、監督・カメラマン・俳優などを代わる代わる体験しながら映画制作の一連の流れを学んでいくワークショップです。
       
    仲間と協力して自分たちの映画を作り上げる喜びを味わって見ませんか。様々なパートの相互作用で成り立っている映画制作を体験する事によって自分が何に向いているのか、思わぬ才能を発見するかも知れません。

    参加は1人でも大丈夫。毎年、色々な中学校から塾生が集まりますが、一緒に作品を完成させる頃には、すっかりチームの仲間としての輪が広がります。もちろん、お友達と一緒での参加も大歓迎です。

                昨年の撮影の様子


                昨年の編集の様子


    説明会~「調布ジュニア映画塾」とは?~
    日時: 6月15日(日) 10:00~12:00
    場所: 調布市文化会館たづくり9階研修室

    どなたでも参加できますので、ぜひお越しください。


    今年度の予定実施スケジュール :基本の活動時間:9:00~16:00

    ◆7月23日(水曜日)
       【オリエンテーション】  
       ワークショップの説明と映画の仕組みなどの話。 
       カメラ、マイクなど機材の説明。

    ◆7月30日(水曜日)
       脚本の書き方を学習。課題作文の発表。脚本作成準備。

    ◆8月3日(日曜日)
       脚本の作成。最後に脚本を提出。

    ◆8月6日(水曜日)
       脚本の発表。映画化する脚本の決定。
       キャスト・スタッフ決定、演技指導、機材取り扱い練習、撮影の計画。
       ロケハン。

    ◆8月10日(日曜日)
       撮影

    ◆8月13日(水曜日)
       撮影

    ◆8月16日(土曜日)
       編集

    ◆8月18日(月曜日)か19日(火曜日)
       映画関連企業見学

    ◆8月20日(水曜日)
       編集

    ◆9月14日(日曜日)
       上映会: たづくり8階 映像シアター 午前10時から正午まで

    会場  : 調布市文化会館たづくり他

    対象者 : 調布市内在住・在学の中学生 ※原則全日程参加可能な方

    定員  : 20名(申込み順)

    参加費 : 3,000円 ※昼食弁当持参、ロケ交通費は実費負担

    講師  : 映画監督、カメラマン

    主催 NPO法人 調布まちづくりの会
    共催 調布市
    後援 調布市教育委員会、(公財)調布市文化・コミュニティ振興財団

    問合せ 「調布ジュニア映画塾」事務局 梶原 090-6138-3671

    受付期間は6月1日(日)から6月25日(水)です。
    市内の各中学校及び調布市の公共施設(図書館、地域福祉センター、公民館など)に配布済みの申し込み用紙に必要事項をご記入頂き、記載の「調布ジュニア映画塾事務局」までFAXでお申し込み下さい。  

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 16:39Comments(0)2014年度映画塾