2014年08月02日
調布ジュニア映画塾 第5期2日目
第5回調布ジュニア映画塾、第2日目。塾生17名中、病気と学校の都合で3名が欠席。この日出席した塾生からは前回の課題であったプロット(あらすじ)が提出された。
みんながシナリオライターになる日
■柱とト書きと台詞の関係
みんなが書いてきたプロットを印刷している間を活用して、夏目監督より脚本(シナリオ)の書き方についての解説からはじまった。シーンを表す「柱(はしら)」、状況を説明する「ト書き(とがき)、役者が話す「台詞(せりふ)」、これらをどのように書くかホワイトボードを使いながらの解説だ。「柱」をどのように展開していくか?「ト書き」はどこまで書くか?あまり登場人物の心情を書きこまず、台詞で表現するとか、書き上げたプロットを起承転結に分けて、それからシナリオにしてみるなど、脚本を作るうえでのコツやヒントをアドバイスする。
覚えることがいっぱいあるけど、大事なのは演出する監督や演技する役者に脚本家(シナリオライター)の意図を分かってもらうこと。脚本は映画製作の基本だけに、自分のやりたいことをハッキリさせることが重要だ。
■塾生によるユニークなストーリー
脚本の書き方をさらに具体的にするため、昨年の映画塾で製作した「俺は宇宙人」の1シーンを取り上げて、書かれた脚本がどんな映像になったか出来上がったDVDをチェックする。塾生のみんな、理解できたかな?
ここまで解説が進んだところで、提出されたプロットを印刷した用紙が全員に配布された。今度は塾生一人ひとりが自分のプロットをみんなの前で発表する番だ。友情モノ、ホラー、ハードボイルド、千年後の世界を書いた未来モノなど…笑いあり、涙あり、どんでん返しありとどれもバラエティに富んでいる。中学生ならではの瑞々しい感性には、スタッフも感心することしきり。役者の吉原さんは「どの子もアイデアが斬新で、すごく面白いと思います」。ひょっとすると、みんなスゴイ才能の持ち主なのかもしれない。
■プロットから脚本への本格作業、はじまる。
午後からはいよいよプロットを脚本にするための実作業に入る。まず「タイトル」と「登場人物」。そして「柱」「ト書き」「台詞」へ。映画関連スタッフの役者さんや映画塾卒業生スタッフらが塾生一人ひとりの相談にのる。
A4用紙1枚の脚本が映像では通常1-2分になる。1枚、2枚…書いては消し、消しては書く。平均すると4-5枚程度にまとめる塾生が多いようだが、中には10枚を超える勢いの塾生も。10枚といえば15分近い大作だ。静かな教室ではペンを運ぶ筆音が響く。真剣な想いで用紙に向かう塾生たち。短い休憩を入れてアッという間の3時間。夢中で書いていると時間がたつのも早いよね。この作業は次回の8月3日も続き、その授業で完成させ提出となる。ここまでの作業を持って帰り、家でも書き直す塾生がほとんどのようだ。塾生のみんな、あとひと息、頑張ろう!
脚本を書く上での注意事項や、今年の塾生の印象を、実際に映画俳優として活躍しているスタッフに聞いてみた。
「脚本作りは直すコトが大事。5回は読み返そう。恥ずかしいかもしれないけど、家の人にも見てもらい意見を聞くのもいいですね」(深澤さん)
「今年の塾生はガチで真剣。期待してます。ハリウッド映画でもシナリオは何回も書き直す。一発で完成させなんて思わなくてもいいよね」(福谷さん)
(写真・文:ライター井上資巳)
みんながシナリオライターになる日
■柱とト書きと台詞の関係
みんなが書いてきたプロットを印刷している間を活用して、夏目監督より脚本(シナリオ)の書き方についての解説からはじまった。シーンを表す「柱(はしら)」、状況を説明する「ト書き(とがき)、役者が話す「台詞(せりふ)」、これらをどのように書くかホワイトボードを使いながらの解説だ。「柱」をどのように展開していくか?「ト書き」はどこまで書くか?あまり登場人物の心情を書きこまず、台詞で表現するとか、書き上げたプロットを起承転結に分けて、それからシナリオにしてみるなど、脚本を作るうえでのコツやヒントをアドバイスする。
覚えることがいっぱいあるけど、大事なのは演出する監督や演技する役者に脚本家(シナリオライター)の意図を分かってもらうこと。脚本は映画製作の基本だけに、自分のやりたいことをハッキリさせることが重要だ。
■塾生によるユニークなストーリー
脚本の書き方をさらに具体的にするため、昨年の映画塾で製作した「俺は宇宙人」の1シーンを取り上げて、書かれた脚本がどんな映像になったか出来上がったDVDをチェックする。塾生のみんな、理解できたかな?
ここまで解説が進んだところで、提出されたプロットを印刷した用紙が全員に配布された。今度は塾生一人ひとりが自分のプロットをみんなの前で発表する番だ。友情モノ、ホラー、ハードボイルド、千年後の世界を書いた未来モノなど…笑いあり、涙あり、どんでん返しありとどれもバラエティに富んでいる。中学生ならではの瑞々しい感性には、スタッフも感心することしきり。役者の吉原さんは「どの子もアイデアが斬新で、すごく面白いと思います」。ひょっとすると、みんなスゴイ才能の持ち主なのかもしれない。
■プロットから脚本への本格作業、はじまる。
午後からはいよいよプロットを脚本にするための実作業に入る。まず「タイトル」と「登場人物」。そして「柱」「ト書き」「台詞」へ。映画関連スタッフの役者さんや映画塾卒業生スタッフらが塾生一人ひとりの相談にのる。
A4用紙1枚の脚本が映像では通常1-2分になる。1枚、2枚…書いては消し、消しては書く。平均すると4-5枚程度にまとめる塾生が多いようだが、中には10枚を超える勢いの塾生も。10枚といえば15分近い大作だ。静かな教室ではペンを運ぶ筆音が響く。真剣な想いで用紙に向かう塾生たち。短い休憩を入れてアッという間の3時間。夢中で書いていると時間がたつのも早いよね。この作業は次回の8月3日も続き、その授業で完成させ提出となる。ここまでの作業を持って帰り、家でも書き直す塾生がほとんどのようだ。塾生のみんな、あとひと息、頑張ろう!
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「脚本作りは直すコトが大事。5回は読み返そう。恥ずかしいかもしれないけど、家の人にも見てもらい意見を聞くのもいいですね」(深澤さん)
「今年の塾生はガチで真剣。期待してます。ハリウッド映画でもシナリオは何回も書き直す。一発で完成させなんて思わなくてもいいよね」(福谷さん)
(写真・文:ライター井上資巳)
調布ジュニア映画塾 第5期完成作品上映会 開催
調布ジュニア映画塾 第5期完成作品上映会のお知らせ
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Posted by 調布ジュニア映画塾 at 15:08│Comments(0)
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