2014年08月12日
調布ジュニア映画塾 第5期5日目
第5回調布ジュニア映画塾、第5日目。何十年に一度の強力台風が近づいているせいか、朝から激しい雨と風。そんな悪天候の中、15名もの塾生が調布市文化会館たづくりに集まり、映画撮影がいよいよスタート…
ヨーイ、スタート!
■いよいよ撮影開始
前回のワークショップで映画化が決定した「3150年の会議」と「恐怖の森」。それぞれの完成シナリオを受け取った塾生たちは、夏目組と福谷組に分かれて準備作業に入る。

「3150年の会議」チームは会議室に見たてた研修室で、会議室シーンの撮影準備に取り掛かる。自らの脚本を撮影する内田君が夏目監督から、カメラの基本をセットの仕方から順を追って教えてもらう。その間、今日の監督である棚木君とカチンコ担当の藤岡君が、主人公の西川さんの衣装選びにあたる。どの映画でもスタイリストという専門スタッフが付くほど衣装選びは大切だから、これも一つの仕事だよね。最初のシーンは上がピンクで下は黒の衣装に決定。映画製作現場らしい空気が漂ってきたぞ。




登場人物(?)がそれぞれの席に着き、何度かのカメラテストが行われた後、部屋の明かりが消され、照明が点灯する。カメラが回る。「シーン2、カット1、テイク1」、カチンコの合図と小気味好い音が反響し、「ヨーイ、スタート!」。映画塾OBの吉野君は重くて熱い照明機材を肩まで持ち上げ、汗をかきかきお手伝い。みんな自分の持ち場に専念。未来の撮影現場にいるような錯覚におちいる。

■演技にも熱を帯びる
一方、屋外シーンが多い「恐怖の森」チームは、あいにくの天候のため、みんなの広場に移動し小道具の製作に入る。恐怖のスポットをカメラに収めるため、骸骨、骨の破片、卒塔婆などの製作が着々と進められる。絵の具や筆、さらには血糊まで用意して、オドロオドロしく作るのだ。みんな器用だね。

午後になっても、雨脚は弱くならない。天候が持ち直せば、ロケハンを計画していた「恐怖の森」チームは、場所を変えて台本の読み合わせをすることに決定する。森に迷い込むヒロインを演じる安達さんと彼女に声をかける進士君が、何度か読み合わせをするうちに、スタッフや共演者からも意見が出て、少しずつ会話に変更が加えられる。実際に演技も入れてみようということになり、本番さながらの稽古がはじまった。俳優の福谷さん率いるチームだけに、演技指導には熱が入る。塾生が見守る中、プロの役者である吉原さんにも手本を演じてもらい、気分はすっかり映画スタジオだ。

こうして「3150年の会議」は夢の中の会議室シーンをすべて撮影終了。「恐怖の森」チームも本番に向け準備万端。最後に全員が集まり、撮影2日目、8月13日の確認をして解散した。一度ロケ現場を見ておきたい「恐怖の森」チームのスタッフは、その後、今江さんの運転で急遽「かに山」に向かった…
(写真・文:ライター井上資巳)
ヨーイ、スタート!
■いよいよ撮影開始
前回のワークショップで映画化が決定した「3150年の会議」と「恐怖の森」。それぞれの完成シナリオを受け取った塾生たちは、夏目組と福谷組に分かれて準備作業に入る。

「3150年の会議」チームは会議室に見たてた研修室で、会議室シーンの撮影準備に取り掛かる。自らの脚本を撮影する内田君が夏目監督から、カメラの基本をセットの仕方から順を追って教えてもらう。その間、今日の監督である棚木君とカチンコ担当の藤岡君が、主人公の西川さんの衣装選びにあたる。どの映画でもスタイリストという専門スタッフが付くほど衣装選びは大切だから、これも一つの仕事だよね。最初のシーンは上がピンクで下は黒の衣装に決定。映画製作現場らしい空気が漂ってきたぞ。




登場人物(?)がそれぞれの席に着き、何度かのカメラテストが行われた後、部屋の明かりが消され、照明が点灯する。カメラが回る。「シーン2、カット1、テイク1」、カチンコの合図と小気味好い音が反響し、「ヨーイ、スタート!」。映画塾OBの吉野君は重くて熱い照明機材を肩まで持ち上げ、汗をかきかきお手伝い。みんな自分の持ち場に専念。未来の撮影現場にいるような錯覚におちいる。

■演技にも熱を帯びる
一方、屋外シーンが多い「恐怖の森」チームは、あいにくの天候のため、みんなの広場に移動し小道具の製作に入る。恐怖のスポットをカメラに収めるため、骸骨、骨の破片、卒塔婆などの製作が着々と進められる。絵の具や筆、さらには血糊まで用意して、オドロオドロしく作るのだ。みんな器用だね。

午後になっても、雨脚は弱くならない。天候が持ち直せば、ロケハンを計画していた「恐怖の森」チームは、場所を変えて台本の読み合わせをすることに決定する。森に迷い込むヒロインを演じる安達さんと彼女に声をかける進士君が、何度か読み合わせをするうちに、スタッフや共演者からも意見が出て、少しずつ会話に変更が加えられる。実際に演技も入れてみようということになり、本番さながらの稽古がはじまった。俳優の福谷さん率いるチームだけに、演技指導には熱が入る。塾生が見守る中、プロの役者である吉原さんにも手本を演じてもらい、気分はすっかり映画スタジオだ。

こうして「3150年の会議」は夢の中の会議室シーンをすべて撮影終了。「恐怖の森」チームも本番に向け準備万端。最後に全員が集まり、撮影2日目、8月13日の確認をして解散した。一度ロケ現場を見ておきたい「恐怖の森」チームのスタッフは、その後、今江さんの運転で急遽「かに山」に向かった…
(写真・文:ライター井上資巳)
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