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Posted by たまりば運営事務局 at

2019年08月10日

調布ジュニア映画塾 第10期10日目

「映画のまち調布」を代表する企業を訪問



【8月8日(木) 高津装飾美術(株)・(株)東京現像所】

国領駅隣の「調布市民プラザあくろす」が入っている建物前に集合。
駅近くにある「高津装飾美術(株)」に向かいます。



「高津装飾美術(株)」は、日本映画誕生以来、映画・テレビ・演劇で使用する「小道具」を提供している会社です。
保管倉庫内には、大きな家具類から小物まで、いろいろな時代のものが取り揃えてあり、出番を待っています。
倉庫内は空調が効いていません。
この暑さの中、全部を見学するのは危険なので、半分ほどを見学しました。

隣接する「芸能美術文庫PAL」を見学。
博物館・美術館級の本物の道具類が展示されています。



午後は、富士見町にある「(株)東京現像所」へ。
映画フィルムの現像・焼き付けから始まり、今年創業64年を迎えた会社です。
デジタル時代の現在も、さまざまな最新技術を駆使して映像業界を支えています。

映画技術の変遷や、東京現像所の誕生から現在の技術までをまとめた映像を見せていただきました。



東京現像所は、映画が白黒からカラーになる時代に備えて、1955年に設立されました。
フィルムの現像には水が必要ということで、調布に会社を設立したそうです。
調布は良質な地下水が豊富なところなのです。
現在でも地下水をくみ上げて使っています。

こちらは「レストア」の部屋。
green_rightレストアとは?
昔のフィルム映画をデジタル処理でゴミを消し、作品公開時のきれいな映画に修復することです。
ひとコマずつ映像に映りこんだゴミや汚れを除去する、気の遠くなるような作業です。



こちらは「デジタル合成」の部屋。
実際のテレビドラマで使われた映像を見せていただきましたが、とても合成映像とは思えない完璧な映像に驚いてしまいました。



こちらは「カラーグレーディング」の部屋。
green_rightカラーグレーディングとは?
撮影した映像に、デジタル処理で色補正を行う技術です。
自由自在に色を変えることができます。



フィルム作業場の見学。
フィルムを現像するために使ういろいろな機械を見せていただきました。



こちらは試写室。
ゆったりとした座り心地の良い座席と大スクリーンで、実際の上映とほぼ同じ環境で試写することができます。



「高津装飾美術(株)」「(株)東京現像所」とも、普通は見られない会社の内部を丁寧に案内していただきました。
地元調布にこのような映画を支える会社があることを知り、改めて「映画のまち調布」を実感します。
映画やテレビドラマのエンドロールで、「高津装飾美術(株)」「(株)東京現像所」の表示をしっかりチェックです。



10日間の映画作りワークショップも今日で終了。
脚本作り、撮影、編集といろいろな体験ができました。

塾生の感想:
「初めて会った仲間とうまくやっていけるか不安だったが、楽しくできてよかった」
「みんなで作ってみて仲良くなれたし、カメラの使い方、カチンコ、音声のやり方など良く分かったし、とても楽しかった」
「いろんな人と触れ合えて、映画の裏側も知ることができて良かった」
「他の学校の人と仲良くなれて良かった」
「何個ものカットを撮っているのを見て、大変な作業をやって映画を作っているのだと思ったが、大変でも楽しいのであまり苦ではなかった」
「とてもいい仲間に恵まれて楽しかった」
「機材のことはあまり詳しくなかったので良かった」
「いろいろな役が回ってきたので、とてもやりがいがあった」
「いつもは見ている側だったけど、作る側になると、何回もカットしたりして難しいなと思った」
「1シーンに多くの時間を使うことを知り、改めて俳優やカメラマン、音声などの大変さを知った」
「映画を見るとき、これはこう撮ったのかな、ここから撮ったのかな、とか考えて見るようになった」
「もっと映画のことを知りたいと思った、興味がさらに湧いた」
「わくわくして楽しかった」
「映画作りって楽しい」

映画作りのおもしろさとともに、みんなで協力して作る大切さを感じてくれたかなと思います。

完成作品の上映会は9月15日(日)13:30~
調布市文化会館たづくり8階にある映像シアターの大スクリーンでの上映です。
どのような作品に仕上がってくるか、楽しみですね!


(水谷)  

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 23:22Comments(0)2019年度映画塾

    2019年08月09日

    調布ジュニア映画塾 第10期9日目

    編集に挑戦



    【8月7日(水) たづくり10階1001】

    映画制作最後の作業は編集です。
    編集は、ただ映像を切ってつなげる作業ではありません。
    編集の仕方次第で作品の良し悪しが決まってしまうとまで言われている大事な作業です。

    まず「ラッシュ試写」をしました。
    green_right「ラッシュ試写」とは?
    撮影が終わったままの状態の素材映像の内容をチェックする作業のことです。



    たびたびのNG映像に、みんな爆笑。
    作品2本分のラッシュ試写は、ほぼ午前中いっぱいかかりました。

    お昼休み、塾生たちの映画制作の様子を記録した「メイキング」用に、一人ひとりがカメラの前で感想を述べました。
    「メイキング」は、9月15日の「作品上映会」で、中学生の作品とともに上映されます。



    午後は、いよいよパソコンを用いて編集作業です。
    編集ソフトの基本的な使い方の説明。



    3グループに分かれ、1シーンをそれぞれ工夫して編集をしてみました。
    編集ソフトを使うのは、もちろんほとんどが初めて。
    でも、みんな呑み込みが早く、すぐに慣れてどんどん自分たちで進めていきました。







    最後に、それぞれのグループが編集した映像をみんなで鑑賞しました。







    最終版は、夏目監督がまとめてくれます。
    どんな作品に仕上がるか、楽しみですね。
    夏目監督、ここまでのご指導ありがとうございました。



    明日の最終日は、映画関連企業の見学です。


    (水谷)
      

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 18:19Comments(0)2019年度映画塾

    2019年08月06日

    調布ジュニア映画塾 第10期8日目

    撮影3日目 無事クランクアップ



    【8月3日(土) たづくり屋上・館内】

    秘密の回廊を抜けると・・・



    そこは、たづくり7階の屋上。
    学校の屋上シーンをここで撮影。





    照りつける強い日差しで、液晶画面でのチェックも苦労します。



    より高いところに移動して、屋上の場面の雰囲気を出します。



    近くに調布飛行場があり、調布と大島・新島・神津島・三宅島を結ぶ飛行機が飛んでいます。
    屋上にいるぶん、離着陸する飛行機が間近に見えます。
    撮影中に、飛行機の音が入らないよう要注意です。



    「調布ジュニア映画塾」の活動をいろいろな面でサポートしてくださっている、市役所産業振興課の小川さん。
    調布駅前広場で開催中の「調布観光フェスティバル」のお仕事中でしたが、屋上での撮影に駆けつけて飲みものの差し入れをしてくださいました。
    ありがとうございました。



    たづくり館内に戻り、階段での撮影。



    今日も控室の和室で、お昼ごはん。



    午後は、1001学習室を使って、教室、部室、保健室の場面の撮影です。
    2日目の中学校をお借りしての撮影に入れられなかったシーンを、たづくりの部屋をそれぞれの部屋に見立てて撮影します。
    教室の場面。





    場所を変えて、部室の場面。





    また場所を変えて、保健室の場面。
    傷のメイクも上手くできました。



    無事撮影終了。
    夏目監督と楽しい写真が撮れました



    次回は、撮影した映像を使って編集に挑戦です。


    (水谷)  

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 17:33Comments(0)2019年度映画塾

    2019年08月05日

    調布ジュニア映画塾 第10期7日目

    撮影2日目



    【8月2日(金) 調布市立調布中学校】

    今日は学校でのシーンの撮影です。
    調布市立調布中学校にご協力いただき、校舎をお借りして撮影をしました。

    教室内の場面から。
    昨日に引き続き、朝から猛暑。
    でも、教室内はエアコンが効いているので、快適な状況で撮影が進みます。



    ひとつのシーンでも、カメラの位置を変えて複数のカットを撮ります。
    役者は同じ芝居をそのたびに繰り返します。







    快適な教室から出て、校内のいろいろな場所での撮影に移ります。
    廊下の場面。
    歩きながらの演技に合わせて、カメラも手持ちで撮影です。



    階段の場面。



    昇降口。





    この部屋は、もしかして・・・
    校長室も撮影に使わせていただきました!
    校長先生、ありがとうございました。



    教室の窓から外を見下ろす二人。
    狐面の二人がここでも登場。



    撮影班が、窓から見下ろす二人を下から撮影。



    校門前での撮影も無事終了。



    今日も最高気温は35度を超えました。
    明日は撮影最終日。
    無事に撮影が終わりますよう・・・


    (水谷)  

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 17:30Comments(0)2019年度映画塾

    2019年08月01日

    調布ジュニア映画塾 第10期6日目

    撮影1日目



    【8月1日(木) たづくり・布多天神社】

    いよいよ撮影が始まりました。
    学校の特別教室のシーンの撮影に、たづくりの施設をフル活用。

    工芸室を使って、理科室のシーン。





    美術室。
    熱演に思わず拍手が起こりました。



    音楽室。



    「カチンコ」の書き方も慣れてきました。



    たづくり前の歩道で。
    歩行者や自転車で通る方に気を使いながら。



    カメラの扱い方にも少しずつ慣れてきました。



    今日の控室は和室。
    みんなで畳に座ってお昼ごはん。



    お昼の休憩に、午後の演技の練習。



    階段の踊り場は狭く、撮影も大変です。



    布多天神社に移動。
    布多天神社は最近よくロケに使われています。
    今日もテレビ局の方々がロケハンに来ていました。

    我がクルーは、稲荷神社前が撮影場所。



    今日の最高気温は35度を超えました。
    暑い中でも、集中力を切らさずがんばります。



    「絆の鍵」の物語では、狐に意味があるようです。



    明日も、猛暑の中での撮影になりそう。
    暑さなんかに負けないぞ


    (水谷)  

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 23:51Comments(0)2019年度映画塾