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Posted by たまりば運営事務局 at

2017年08月25日

調布ジュニア映画塾 第8期10日目

「映画のまち調布」を代表する企業を訪問



【8月22日 高津装飾美術(株)、(株)東京現像所】

午前中は、国領にある「高津装飾美術(株)」を見学しました。
日本映画誕生以来、映画・テレビ・演劇で使用する「小道具」を提供している会社です。

まず、展示施設の「芸能美術文庫PAL」へ。
博物館・美術館級の本物の道具類が展示されています。



脚本コーナーには、大河ドラマや朝ドラなどの良く知られたドラマの実際の脚本が並んでいます。



小道具を保管している倉庫へ。
保管倉庫には、大きな家具類から小物まで、いろいろな時代のものが取り揃えてあり、出番を待っています。

屋上にも、野ざらしにして良いものが並んでいます。





天井に届くほどぎっしりと保管されていて、まるで迷路のよう。



レトロな台が素敵です。



椅子のコーナーには、あらゆる種類の椅子が積み上がっています。



王様の椅子?



記憶の中にあるものが、次々と目の前に現れます。



時代劇用の小道具はすべてそろっています。
お祭りなどのイベントにも貸し出されるそうです。



国領に、こんな小道具を取りそろえた会社があったのですね




午後は、富士見町にある「(株)東京現像所」へ。
映画フィルムの現像・焼き付けから始まり、今年創業62年を迎えた会社です。
デジタル時代の現在も、さまざまな最新技術を駆使して映像業界を支えています。

まず、フィルム作業場へ。
フィルムはホコリやヨゴレを嫌うので、土足厳禁。
スリッパに履き替えて見学。



フィルムを現像するために使ういろいろな機械を見せていただきました。



お土産としていただいたフィルムで作られたしおり。
映像と音声の両方が記録されているものです。



映像を編集するには、微妙な色の違いがわからないといけません。
色のグラデーションを正しく並べられるかを試してみました。



高度な修正ができる編集機がある部屋。
名だたる監督さんたちが、この部屋で作業をするそうです。



デジタル技術を用いて劣化したフィルムをきれいな状態にする「レストア」の作業中。
ひとコマずつ映像に映りこんだゴミや汚れを除去する、気の遠くなるような作業です。



フィルムの現像には水が必要ということで、調布に会社を設立したそうです。
調布は、良質な地下水が豊富なところなのです。




「高津装飾美術(株)」「(株)東京現像所」とも、普通は見られない会社の内部を丁寧に案内していただきました。
地元調布にこのような映画を支える会社があることを知り、改めて「映画のまち調布」を実感します。
映画やテレビドラマのエンドロールで、「高津装飾美術(株)」「(株)東京現像所」の表示をしっかりチェック


10日間の映画作りワークショップも今日で終了。
脚本作り、撮影、編集といろいろな体験ができました。
映画作りのおもしろさとともに、みんなで協力して作る大切さを感じてくれたかなと思います。

完成作品の上映会は9月17日(日)。
調布市文化会館たづくり8階にある「映像シアター」の大スクリーンでの上映です。
どのような作品に仕上がってくるか、楽しみですね  

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 15:53Comments(0)2017年度映画塾

    2017年08月21日

    調布ジュニア映画塾 第8期9日目

    編集に挑戦



    【8月18日 たづくり9階研修室】

    映画制作の最後は編集作業です。
    編集は、ただ映像を切ってつなげる作業ではありません。
    編集の仕方次第で作品の良し悪しが決まってしまうとまで言われている大事な作業です。

    夏目監督から編集についての説明。
    一般的なデジタル動画は、テレビと同じ1秒間に30コマに設定されています。
    今回は、フィルム映画と同じ1秒間に24コマの設定で撮影して、映画らしい映像にしています。




    まず「ラッシュ試写」です。
    「ラッシュ試写」とは、撮影が終わったままの状態の素材映像の内容をチェックする作業のことです。



    真剣なまなざしで自分たちの映像を見つめます。




    素材映像をチェックしたら、いよいよ編集作業。
    編集ソフトを使うのは、ほとんどが初めてです。
    でも、中学生は呑み込みが早い
    すぐに慣れてどんどん自分たちで進めていきました。







    最後に、自分たちが編集した映像をみんなで鑑賞しました。



    最終版は、夏目監督がまとめてくれます。


    今日は、J:COMの取材がありました。
    昨年密着取材をして放送してくださった川端キャスターが、担当している「デイリーニュース」で紹介してくださいます。
    ※テレビで見られない方は、スマホで「ど・ろーかる」アプリをダウンロードすると見られます。




    最後に、塾生たちの映画制作の様子を記録した「メイキング」用に、一人ひとりがカメラの前で感想を述べました。
    「メイキング」は、9月17日の「作品上映会」で、中学生の作品とともに上映されます。




    次回最終日は、映画関連企業の見学です。
      

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 14:53Comments(0)2017年度映画塾

    2017年08月11日

    調布ジュニア映画塾 第8期8日目

    無事 クランクアップ



    【8月9日 調布市立第三中学校】

    前日の8日に予定した撮影は、台風の影響で荒天が予想されたため中止し、予備日になっていた9日に変更しました。

    今日は学校の教室・廊下と校門という設定での撮影です。
    調布市立第三中学校にご協力いただき、校舎をお借りして撮影をしました。



    廊下でのシーンから撮影開始





    カメラを廊下から覗き見る位置に置いて、マイクは教室内で演者の声をしっかりとらえます。



    カメラの構え方も板に付いてきました。



    ひとつのシーンでも、カメラの位置を変えて複数のカットを撮ります。
    役者は同じ芝居をそのたびに繰り返します。
    自分が写っていないときにも、気を抜かずに演技をすることが大事。






    現役塾生が役者として出てしまい撮影スタッフが足らない時には、頼りになる塾生先輩たちがいます。
    1回目、2回目のジュニア映画塾に参加して、その後も毎年手伝ってくれている先輩。



    昨年は兄弟で参加。
    高校生になった兄(右)は、今年は活動をサポートしてくれました。




    あっあの「時計のようなもの」が登場
    どんな意味があるのか・・・



    赤いペイントを塗って、ケガをしている設定。



    廊下での物語最後のシーン。
    ハッピーエンドかな・・・




    残りは校門の設定のシーンで、外での撮影。
    校庭の「百日紅(サルスベリ)」。
    毎年、撮影のころはちょうどサルスベリが満開です。



    校舎の裏手で撮影開始。



    高校生になった塾生先輩がもう一人、撮影の見学に来てくれました。



    この日は最高気温が37度を超えました。
    本番の合間、少しでも日陰をとの心遣い。



    撮影最終シーンを撮り終わり、無事終了。



    先輩たちも一緒に記念撮影。




    2日間、みんな集中して撮影に取り組みました。
    次回は、みんなで協力して撮影した映像を使って編集に挑戦です。  

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 17:15Comments(0)2017年度映画塾

    2017年08月08日

    調布ジュニア映画塾 第8期6日目

    いよいよ撮影開始



    【8月7日 ぷくぷく・ポレポレの家】

    今日は、主人公の部屋と、学校の帰り道の路上という設定での撮影です。
    台風の影響による天気の崩れの心配があったため、まずは外での撮影から始めました。



    役者に指示を出す監督。



    助監督は、カチンコに「シーン、カット、テイク」を書き入れ、カチン!



    カメラのファインダーを必死で覗きながらの撮影。



    マイクが画面に入らないよう工夫して、下から音を録ることもあります。



    炎天下での撮影なので、水分補給が大事。
    ジュニア映画塾の先輩たちの気遣いがうれしい。



    ほとんどが今年初めてのメンバーでの、最初の撮影。
    路上での1シーンの撮影に1時間半かかりました。


    主人公の部屋のシーンは、「ぷくぷく・ポレポレの家」の部屋をお借りして撮影をしました。

    「ぷくぷく・ポレポレの家」とは?
    2013年6月、京王線布田駅すぐ近くにオープンした子育て支援の場所です。
    親子や地域の方たちが気軽に立ち寄り、世代交流を楽しみながら、互いに支えあう「家」です。
    今回、「ぷくぷく・ポレポレの家」のご厚意により、部屋でのシーンを撮影することができました。





    夜のシーン・・・
    雨戸を閉め暗くして、照明の灯りだけで撮影。



    主人公が布団に入っているシーンなので、小道具として布団も用意しました。



    役者以外の役割を交代しながらの撮影。
    機材の扱い方や撮影の手順にも、少しずつ慣れてきました。




    今日は撮影するシーンが少なかったので、早めに終えることができました。
    次回は、残りの学校でのシーンです。
      

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 17:05Comments(0)2017年度映画塾

    2017年08月04日

    調布ジュニア映画塾 第8期5日目

    脚本完成



    【8月2日 たづくり9階研修室】

    完成し印刷された脚本に、まず目を通しました。



    前回の話し合いで、タイトル「私がヒーローだ!!」は
    I will be a HERO!!
    に変わりました。

    まず、キャストを決めます。
    今回の作品の登場人物は女子6名なので、女子は全員がキャストで登場します。
    主人公は、希望者が一人だけで問題なく決定。
    その他も、話し合いをして無事決まりました。

    監督は男子二人。
    アドバイザーとして女子が一人入ります。

    助監督(カチンコ)、カメラ、録音は、シーンごとに臨機応変に割り当てます。


    今年の撮影は、部屋の中、学校の2か所なので、2日間の予定で計画を立てました。
    撮影をするシーンの順番は、脚本の流れに沿って撮れれば演者はやりやすいのですが、効率を考えて順番通りにはなりません。


    衣装、小道具をシーンごとに確認。



    小道具も作品の中で重要な役割をします。
    材料をいろいろ買ってきました。





    包帯の練習。



    時計のようなものは、作品の中でどんな役割をするのかな?




    時間の許す限り、立ち稽古をしました。
    撮影の時には、台詞を覚えてカメラの前で演技です。






    次回はいよいよ撮影1日目です  

  • Posted by 調布ジュニア映画塾 at 18:11Comments(0)2017年度映画塾