調布ジュニア映画塾 第6期8日目

調布ジュニア映画塾

2015年08月22日 10:28

8月18日。調布の映画関連企業を見学しました。

午前中は、国領にある「高津装飾美術(株)」。
日本映画誕生以来、映画・テレビ・演劇で使用する「小道具」を提供している会社です。

保管倉庫内には、大きな家具類から小物まで、いろいろな時代のものが取り揃えてあり、出番を待っています。
天井に届くほどぎっしりと保管されているので、万が一に備え見学者はヘルメットを着用。
倉庫内は空調が効いていませんが、珍しさに暑さを忘れて見入ってしまいました。





特に、時代劇用の小道具は珍しいものがいっぱい。



鎧(よろい)をつけて、兜(かぶと)をかぶってみました。
衣装用のものとはいえ、結構な重さです。



隣接する「芸能美術文庫PAL」を見学。
博物館・美術館級の本物の道具類が展示されています。



脚本コーナーには、良く知られたドラマの実際の脚本が並んでいます。
中学生たちは本物の脚本に興味津々でした。




午後は、富士見町にある「(株)東京現像所」。
映画フィルムの現像・焼き付けから始まり、今年創業60年を迎えた会社です。
デジタル時代の現在も、さまざまな最新技術を駆使して映像業界を支えています。



今は見ることが珍しくなったフィルムについての説明。



デジタル技術を用いて劣化したフィルムをきれいな状態にする「レストア」の作業を見学。
ひとコマずつ映像に映りこんだゴミや汚れを除去する作業に、思わずため息がもれました。



まるで映画館のような豪華な試写室。




「高津装飾美術(株)」「(株)東京現像所」とも、普通は見られない会社の内部を丁寧に案内していただきました。
地元調布にこのような映画を支える会社があることを知り、改めて「映画のまち調布」を実感しました。


次回は、ワークショップ最終日。撮影した映像の編集作業です。

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